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支店や窓口、自前のATMを持たないインターネット専業銀行をネットバンクといいます。よく似たものに、都市銀行のインターネットでの取引がありますが、両者は性質上かなり違います。
ネットバンクの場合、振込み、決済などの取引はパソコン上で、お金の出し入れはコンビになどのATMで行います。
各行によって商品内容は多少違いがありますが、ネットバンクでできることというと、以下のようなものがあります。
今回はジャパンネット銀行、ソニー銀行、イーバンク銀行、アイワイバンク銀行、新生銀行、オリックス信託銀行の主要6行を取り上げ、インターネットバンクのメリット・デメリット、セキュリティ上の心配、ネットバンクの目的別ランキングなどを特集します。(2005/07現在)
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1 |
ネットバンクのメリット
店舗を持たないのでコストがかかりません。そのため
- ATM手数料や振込み手数料が安い
- 預金の金利が高い
- 銀行まで足を運ばなくても自宅で振込み、残高照会、決済がほぼ24時間可能
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ネットバンクのデメリット
- ソニー銀行、イーバンク銀行、アイワイバンク銀行、オリックス信託銀行は、給与振込みや公共料金の引き落としなどができません。つまり、生活口座として活用できないということです。
- コンビニのATMを使う機会が増えますが、近くにコンビニがないと不便ということになります。
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セキュリティは大丈夫なの?
ネット上の取引というと、心配になるのが、セキュリティの問題ですよね。
もちろん、暗証番号をネット上で盗まれる可能性はゼロとはいえませんが、仮に盗まれても被害がまずないといわれています。
というのも口座開設の時に乱数表が送られてきます。取引のたびにこの乱数表から数字を何桁か入力を求められます。たとえパスワードが盗まれても、乱数字が分からないとお金の移動ができない仕組みになっています。
ただし、新生銀行だけはこの乱数表がありません。
また、すべてのネットバンクは、破綻の場合も預金は1000万円までは保護されます。
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